エステティックによる健康被害の実態について
Ⅰ.エステティックサロンの営業内容等に関する実態調査
(1)調査概要
① 実態調査の目的
現在わが国のエステティック業界は、エステティック業そのものの概念や枠組みが確立されていないこともあって、業界をさまざまな角度から推測し、分析・把握するための基礎的な業界データ自体が未整備のままである。しかし、消費者の利益保護、危害や苦情を業界から排除し、業界健全発展のためには、業界に関するさまざまな基礎データは不可欠な要素である。この調査では、エステティック事業の実態を解明することを通じ、業界の健全育成に資する知見を蓄積するとともに、消費者保護に役立てることを目的とする。
現在わが国のエステティック業界は、エステティック業そのものの概念や枠組みが確立されていないこともあって、業界をさまざまな角度から推測し、分析・把握するための基礎的な業界データ自体が未整備のままである。しかし、消費者の利益保護、危害や苦情を業界から排除し、業界健全発展のためには、業界に関するさまざまな基礎データは不可欠な要素である。この調査では、エステティック事業の実態を解明することを通じ、業界の健全育成に資する知見を蓄積するとともに、消費者保護に役立てることを目的とする。
② 調査対象
NTTタウンページ《エステティックカテゴリー(事業者の自己申告)》に登録されている全国のエステティックサロン。
NTTタウンページ《エステティックカテゴリー(事業者の自己申告)》に登録されている全国のエステティックサロン。
③ 調査方法
NTTタウンページ《エステティックカテゴリー》に登録されている事業者に調査票(アンケート用紙)を郵送後、返信郵送により回収。また、調査票未回収事業者に対しては電話にて聞き取り調査を実施。
注)調査票郵送の事前段階で、明らかにエステティックサロンではない店舗(日焼けサロン、風俗店等)については、郵送を見合わせた。また、調査票郵送後の未回収サロンについては、再度電話での聞き取り調査を実施したが、この段階で非エステティックサロンあるいは転居先不明、電話不通が判明したサロンは調査対象外とした。
NTTタウンページ《エステティックカテゴリー》に登録されている事業者に調査票(アンケート用紙)を郵送後、返信郵送により回収。また、調査票未回収事業者に対しては電話にて聞き取り調査を実施。
注)調査票郵送の事前段階で、明らかにエステティックサロンではない店舗(日焼けサロン、風俗店等)については、郵送を見合わせた。また、調査票郵送後の未回収サロンについては、再度電話での聞き取り調査を実施したが、この段階で非エステティックサロンあるいは転居先不明、電話不通が判明したサロンは調査対象外とした。
④ 調査期間
| 郵送調査 | 平成12年6月~平成12年12月 |
| 電話調査 | 平成12年8月~平成13年1月 |
⑤ 回収状況
| NTTタウンページ《エステティックカテゴリー》登録店数 | 14,333店 |
| 調査対象としたエステティックサロン総数 |
11,135店
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| 郵送、電話による有効回答総数 |
5,452店
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(2)経営の主体
エステティックサービスを提供している事業所の経営の主体は、法人経営が32.9%、個人経営が67.1%の比率になっている。また、店舗形態では法人経営のうち多店舗展開の直営サロンを擁する比率は85.6%と高く、単独店での営業はわずか14.4%。逆に個人経営では、単独店での営業が93.3%と高い比率になっていた。
◆経営の主体(法人・個人経営の種別)
(3)営業形態
エステティックサービスを提供する事業所は、エステ専門店、化粧品店、美容所、理容所、薬局・薬店、スポーツジム、スパ、健康ランド、ホテル等々、多岐にわたっているが、調査の基礎データとした"エステティックカテゴリー"に登録され回答をいただいたサロンの半数以上がエステティックサービスの提供を主体としたエステ専門店だった。
◆サロンの営業形態
(4)サロンの平均像
営業形態が多岐にわたることもあって、営業面積、設備、従事者数などの営業規模もさまざまであるが、全体を平均化してみると、下表のような平均像を表わすことができた。
また、1店舗当たりの平均エステティシャン数は4.6人だが、1人経営のサロンは全体の22.6%を占め、2人~5人以下のサロンと合わせると、全体の7割強になる。
また、1店舗当たりの平均エステティシャン数は4.6人だが、1人経営のサロンは全体の22.6%を占め、2人~5人以下のサロンと合わせると、全体の7割強になる。
◆エステティックサロンの平均像
| エステ占有面積 | 125.5㎡ |
| フェイシャル用ベッド・椅子 | 3.0台 |
| ボディ用ベッド | 2.9台 |
| フェイシャル用機器 | 4.0台 |
| ボディ用機器 | 4.6台 |
| (うち痩身用機器) | 3.2台 |
| 美容電気脱毛器 | 4.9台 |
| レーザー等の光を利用した脱毛器 | 1.2台 |
| サウナ設備所有率 | 34.5% |
| バス設備所有率 | 17.0% |
| シャワー設備所有率 | 59.7% |
| エステティシャン数 | 4.6人 |
(5)営業種目(複数回答)
エステティックサービスを提供している各事業所で導入している主たるメニューは、フェイシャルケア(97.2%)であり、法人経営(99.2%)・個人経営(95.6%)別に見てもトップである。しかし、2位以下については法人経営がボディケア(94.0%)、痩身(91.7%)、ブライダルエステ(86.0%)、ワックス脱毛(85.7%)に対して、個人経営ではワックス脱毛(68.8%)、ボディケア(64.1%)、ブライダルエステ(63.9%)の順になっており、個人経営におけるフェイシャルケアの導入率の高さがうかがえる。
◆営業種目導入率(複数回答)

◆全国7地区営業種目導入率

| 全国平均 | フェイシャル (97.2%) |
ボディケア (63.9%) |
ワックス脱毛 (56.2%) |
ブライダル (54.0%) |
痩身 (52.0%) |
フットケア (46.5%) |
| 北海道 | フェイシャル (96.7%) |
ボディケア (51.7%) |
痩身 (50.0%) |
ワックス脱毛 (48.9%) |
フットケア (46.6%) |
ブライダル (44.3%) |
| 東京都 | フェイシャル (94.5%) |
ボディケア (74.0%) |
ワックス脱毛 (60.5%) |
痩身 (56.9%) |
ブライダル (55.0%) |
フットケア (50.8%) |
| 静岡県 | フェイシャル (97.6%) |
ボディケア (61.4%) |
ブライダル (55.1%) |
ワックス脱毛 (53.6%) |
痩身 (53.1%) |
フットケア (47.3%) |
| 大阪府 | フェイシャル (97.8%) |
ボディケア (67.6%) |
痩身 (61.9%) |
ブライダル (54.5%) |
ワックス脱毛 (52.7%) |
フットケア (49.5%) |
| 広島県 | フェイシャル (98.2%) |
ボディケア (71.4%) |
ワックス脱毛 (64.3%) |
フットケア (62.5%) |
ブライダル (60.0%) |
痩身 (53.6%) |
| 福岡県 | フェイシャル (95.7%) |
ボディケア (51.8%) |
ブライダル (49.3%) |
ワックス脱毛 (44.7%) |
痩身 (41.5%) |
フットケア (40.1%) |
| 沖縄県 | フェイシャル (98.3%) |
ワックス脱毛 (59.3%) |
ボディケア (52.5%) |
まつ毛パーマ (45.8%) |
フットケア (39.0%) |
痩身 (37.3%) |
(6)各種サービスの料金
経営の主体や地域差によって、設定されている料金に格差は見られるが、専門店、併設店に分けて回答を平均化すると下表のようになる。
また、種目ごとの全国平均も下表の通りであるが、営業種目によって平均を上回る都道府県も一定していない。
また、種目ごとの全国平均も下表の通りであるが、営業種目によって平均を上回る都道府県も一定していない。
◆エステティック専門店(営業種目別平均価格および平均施術時間)
|
|
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|
| フェイシャル最低料金 |
5,149円
|
50分
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| フェイシャル最高料金 |
14,306円
|
92分
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| ボディ最低料金 |
6,333円
|
46分
|
| ボディ最高料金 |
18,818円
|
96分
|
| 痩身最低料金 |
7,847円
|
52分
|
| 痩身最高料金 |
18,612円
|
99分
|
◆エステティック併設店(営業種目別平均価格および平均施術時間)
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|
| フェイシャル最低料金 |
4,004円
|
53分
|
| フェイシャル最高料金 |
8,909円
|
80分
|
| ボディ最低料金 |
7,734円
|
60分
|
| ボディ最高料金 |
14,543円
|
96分
|
| 痩身最低料金 |
8,383円
|
63分
|
| 痩身最高料金 |
15,441円
|
103分
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◆全国平均
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| フェイシャル最低料金 |
4,891円
|
52分
|
| フェイシャル最高料金 |
12,826円
|
90分
|
| ボディ最低料金 |
6,634円
|
50分
|
| ボディ最高料金 |
17,915円
|
96分
|
| 痩身最低料金 |
7,835円
|
54分
|
| 痩身最高料金 |
18,186円
|
99分
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(7)集客方法
エステティックサロンの広告宣伝は、いたるところで目にするが、回答では口コミによる集客が核になっている。エステティックサービスは体験してみてはじめてお客が納得するという職業的な性格をまさに反映しているといえる。
また最近では、コンピュータの普及もあって、インターネットを使ったサロン紹介などが集客に一役買っている傾向が顕著になってきた。
また最近では、コンピュータの普及もあって、インターネットを使ったサロン紹介などが集客に一役買っている傾向が顕著になってきた。
◆集客方法(複数回答)
| 口コミ | 80.7% |
94.0% |
| 新聞・雑誌 | 77.0% |
25.0% |
| チラシ | 70.2% |
42.1% |
| DM | 68.7% |
24.1% |
| TV・ラジオ | 61.8% |
3.2% |
| 紹介カード | 60.3% |
25.5% |
| インターネット | 53.5% |
13.2% |
| 電話帳広告 | 41.1% |
45.1% |
